産業廃棄物収集運搬業とは?
そもそも産業廃棄物収集運搬業とはどのような業なのでしょうか。
今回は産業廃棄物収集運搬業がどのような業種なのかについて書いていこうと思います。
産業廃棄物収集運搬業とは、産業廃棄物を排出した事業者から委託を受けて、排出事業場にて収集した廃棄物を産業廃棄物処理施設まで運搬することを業とするものです。
ちなみに、自分の事業で排出した産業廃棄物のみを収集運搬する場合は、産業廃棄物収集運搬業の許可は必要ありません。
注意が必要な点としては、産業廃棄物の収集運搬業許可は、排出する事業場が所在する自治体(荷積み地と言います)と産業廃棄物処分場が所在する自治体(荷降ろし地と言います)の両方の許可が必要となることです。
産業廃棄物収集運搬業と一口に言っても2種類に分かれます。
①積み替え保管なし
②積み替え保管あり
この違いは何かというと、原則として「積み替え保管なし」の場合は収集運搬した産業廃棄物を排出元から処分場まで直行して運ばなければなりません。
対して、「積み替え保管あり」の場合は収集運搬した産業廃棄物を途中で降ろして別の車両に積み替えたり、廃棄物を自社の倉庫等で一時的に保管しておくことが可能となります。
当然に一定量の廃棄物か溜まってから運搬した方がコストを抑えられたりといったメリットがあります。
しかしながら、その分要件が増えたり最終的に許可が下りるまでの時間がかかってしまったりと許可取得の難易度が高くなってしまいます。
取得する際は自らの事業計画を考えてどちらにするかを決定しましょう。
今日はここまでです。
閲覧ありがとうございました。