「事業目的」とは?
事業目的とは、会社が行う事業の内容です。
この事業目的とは、定款に必ず書かなければならない事項です。
※ちなみに「定款」とは?
定款とは、会社等を運営していくうえでの基本的規則を定めたもので、「会社の憲法」とも呼ばれます。
定款では、主に商号、株式に関する事項、機関の設計についてなど多数のことを記載します。
事業目的は登記事項でもあり、会社の登記事項証明書にも記載されます。
会社が実際に行う事業内容を記載することはもちろんですが、将来行いたい事業内容を記載することも可能です。
また、許認可が必要な事業で、まだその許可を取得できていなくても記載することができます。
しかし、事業目的に記載されていない事業を行うことはできません。
特に、許認可が必要な事業で、定款にその業種の事業目的の記載がないと、許認可を受けられないことが多いので、注意が必要です。
事業目的は、「適法性」「営利性」「明確性」を満たすことが必要です。
この3点を満たしているかどうかの事業目的の適格性の判断は、登記官の判断になります。
不安がある場合は、定款認証を行う前に法務局にて事前調査をすることをおすすめします。
事業目的はいつでも追加・削除ができます。
しかし、その際は、定款変更と登記の変更が必要になりますので、費用と手間がかかってしまいます。
なるべく、後になっての変更の必要がないような事業目的を定めましょう。
次回は事業目的の決定時の注意点について書きたいと思います。
今日はここまでです。
閲覧ありがとうございました。