提出方法について
今回は内容証明郵便の提出方法について書いていきます。
内容証明郵便はどの郵便局からでも出せるわけではありません。
内容証明郵便を取り扱うのは郵便物の集配事務を取り扱う郵便局か地方郵政局長の指定した郵便局に限られるので、規模の小さな郵便局では取り扱いがないことが多いです。
内容証明郵便を出すときは、郵便物の内容である文書のほかに、その謄本(同じ内容の写し)2通に代金(内容証明料)を添えて郵便局に出さなければなりません。
また、同一の文書を複数の受取人に連名で宛てる場合は、内容証明したい文書を人数分用意しなければなりません。
以下、例示。
・3名の受取人に同一内容の内容証明郵便を出す場合。
まずは3名に送るために、内容証明したい文書を3通用意しなければいけないのは当然です。
加えて謄本(文書の写し)が2通必要になります。
つまり、このケースでは計5通が必要となるのです。
郵便局では、内容証明したい文書とその謄本を対照して、同一であると認めたときはそれぞれの文書に差出年月日とその郵便物が内容証明郵便物として差し出された旨および郵便局長名の記載のあるスタンプを押印し、通信日付印を押印します。
2通謄本が必要となるのは、1通は郵便局にて保管する分、もう1通は差出人の控えになるために必要なのです。
内容証明したい文書は郵便局の係員立ち合いのもとで、差出人に封筒に収めて封かんをさせた上で受け取って郵送します。
実際に内容証明を出すときは、同一の文書3通のほかに、差出人および受取人の住所・氏名を書いた封筒(複数人の場合は人数分)を持参する必要があります。
今日はここまでです。
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