食品衛生責任者とは?

「作業場において食品の調理・製造に係る衛生管理を行う者」です。

料理や製品の安全性を確保する上で重要な役割を担っています。

食品関係の営業を行う場合は設置が義務付けられています。

 

どうやって食品衛生責任者になるの?

主に次の資格を持っている方が食品衛生責任者になることができます。

 ■調理師・製菓衛生士・栄養士の資格を持つ方

 ■食品衛生責任者の講習会(養成講習会)を修了した方 

 ■食品衛生管理者の資格要件を満たす方

つまり、調理師等の資格を持っていない方が食品衛生責任者になる場合の多くは食品衛生責任者養成講習会を修了しなければなりません。

 

ちなみに、食品衛生管理者とは?

食品衛生責任者と食品衛生管理者は名称は似ていますが別物です。

食品衛生管理者とは食品衛生法第48条にて、

「乳製品、第十条の規定により厚生労働大臣が定めた添加物その他製造又は加工の過程において特に衛生上の考慮を必要とする食品又は添加物であつて政令で定めるものの製造又は加工を行う営業者は、その製造又は加工を衛生的に管理させるため、その施設ごとに、専任の食品衛生管理者を置かなければならない。ただし、営業者が自ら食品衛生管理者となつて管理する施設については、この限りでない。」と、

定められています。

つまり、衛生管理に特段の配慮を必要とする食品(食肉製品や魚肉ハム、魚肉ソーセージ等)を製造又は加工する場合に設置しなければいけない責任者のことです。

 

食品衛生責任者の講習会(養成講習会)について

先ほど説明しましたが、食品衛生責任者となるための講習です。

事前の申し込みが必要となります。

各都道府県に設置されている衛生協会が実施している合計6時間の講習となります。

受講料はそれぞれの地域で異なりますが、札幌市で8000円となっています。

食品衛生責任者は飲食店に設置が義務付けられていますので、調理師資格や栄養士資格をお持ちでない方が飲食店を開業する場合には計画的に受講しましょう。

 

 

 

今日はここまでです。

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