内容証明郵便の書き方の要点(前文について)
前回の続きで内容証明郵便の書き方の要点について書いていこうと思います。
まずは前文についてです。
前文とは、一般の手紙では、「拝啓」や「前略」などの頭語を書くことから始まっていきますが、内容証明郵便としての前文につきまして特に決まりがあるわけではありません。
書くか書かないかは内容証明郵便を出す相手方(受取人)との関係性や通知や請求する内容に合わせて変化させるべきだと思います。
頭語に続いて、一般の手紙での形式では時候に触れたり、「~ご清栄のこととお慶び・・・」などといった文章が続くところですが、内容証明ではこのような文章は必要はないと思います。
もっとも相手方に何かをお願いする場合は書くべきかもしれません。
私個人としては、内容証明郵便は用紙1枚当たりの文字数制限があり、1枚増えるごとに追加で料金がかかってしまうので、必要なければわざわざ前文は書く必要はないと考えます。
内容証明郵便の書き方の要点(本文について)
続いては最も肝心であろう本文についてです。
本文で一番大切なことは、わかりやすくできるだけ簡潔な文章にすることです。
上でも書きましたが、用紙の枚数が増えれば追加料金がかかりますし、冗長な文章はどうしても焦点がブレがちになってしまうと思います。
つまり、簡潔な文章で「何を通知したいのか」「何を主張したいのか」の結論がわかりやすい文章であることが肝心なのです。
どの程度、強い文語で書くのかは差出人と受取人の関係性と事案の内容次第ですが、あまり感情的になりすぎても文章はわかりにくくなっていくと思います。
なので、あくまでも冷静に、感情的になりすぎない表現を前提として書き進めていくべきです。
今日はここまでです。
閲覧ありがとうございました。